デジャブ

惜しい、非常に惜しい作りだ。
題材は良い。配役も良い。ストーリー展開も、途中までは非常に良い。しかし、各所各所の詰めが晦ゥ・ス。見方によ・トはB級作品のレッテルを貼られても致し方のないところ・・・。

まず、「デジャブ」~既視感という題名が不明瞭。各所の映画の解説には、死亡したヒロインを初めて目にしたとき、過去に会・スような気がしたと書かれていnラ、劇中ではそのような説明はなされていない。
いわゆるタイムスリップものと一線を奥ョたか・スからなのか、そうであれば、それが視聴者にわかるような表現をすべきではなか・スか。或いは、無理にデジャブと名付けずに、別の題名であれば何の問題もなか・スろうに。

さて、ストーリーはフェリーの爆破事件の犯人をどうや・ト探すかというものだが、デンゼル・ワシントン演じる主人公が、ヴァル・キルマー扮するFBIに連れられてい・スある場所で、各地に配された監視カメラによ・ト4日前の映像を見らキとができると説明される。
これは面白い発想だということで、俄然、画面に引き込まれたが、その先にどんでん返しが起こる。
踀ヘこの装置は、過去を見らキとができるのみではなく、過去に介入できらキとに主人公が気がつくのだ。
監視カメラチームを問い質した結果、この装置は一種のタイムマシンであらキとを白状する。しかし、過去に送らキとができるものは、パワーの関係から、紙に書いたメッセージなどに谀轤黷驕E・・。

と、ここまでの展開は非常にtY・スのだが、ここからがB級作品に成り下が・トしま・トいる。
携帯用の過去を見る装置を顔にかけて、右目で現在の、左目で過去を見ながら車(ハマーのような大型四駆車?)を運転しながら犯人を追いかけるのだが、道路を逆走するわ、一般車は蹴散らすわ(相当なクラッシュシーン続出!)で、けがした一般人はほ・スらかし?

さらにその後、いよいよ主人公自身を過去に送り込むことになるのだが、人間を送れないはずなのに、あ・ウりできてしまう?

そして、最後。
水没した車から脱出できずに死んだはずの主人公が、ヒロインとの関係の記憶を持たないまま現踀條ヤに登場。記憶を持・トいるのは一度死んだはずのヒロインのみ!

うーむ、何の記憶cォたない主人公が出て来てもねえ。
何となくす・ォりしない結末だ・ス。

前半のいろいろな場面での伏線がとても良い調子だ・スだけに、後半の雑なストーリー展開が悔やまれる・・・。