ストライカーM1130指揮車 【AFVクラブ1/35】~その1

1126はまだ完成していないが、今日は1130(コマンドバージョン)に着手した。

こうした食いかけをやってしまうので未完成品が積み上がってしまうのだが、出来のいい方をホビーショーに出展するつもり(^_^;)
もともと模型映えのする、アンテナが特徴のこちらのバージョンの練習用として1126を先に作ったという事情もある。

 

ご覧のように、右側の小さいハッチが設けられているのが1126との違いの一つ。

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今日はここまで。

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ストライカーM1126兵員輸送車 【AFVクラブ1/35】~その2

ストライカーの続き。
細かい部品をペタペタ接着していくが、相変わらずフォルムに変化がなく、苦痛を感じるキットである。
今日は、変化を持たせるべく、ワイヤー廻りを作った。
が、まだまだ細かいパーツが余っている。
修行のようなこのキット、そろそろ次で組み立て完了としたいところだ(^_^;

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パンターG初期型 第26装甲連隊イタリア戦線 【ドラゴン1/35】~その1

ストライカーは部品分割はえらく細かいが、切った貼ったをしても全体のフォルムがなかなか変化しないことから、組み立てていて苦痛さえ感じるキットである(^_^;)

ということで、たまには戦車を組み立ててリフレッシュを図ろうと、組み立て途中のパンサーGを引っ張り出してみた。

“イタリア戦線”というのもあまり聞かない仕様だが、砲塔の天板が二重装甲になっている箱絵に惹かれて買っておいたものである。
足回りはすでに組み立て済み。

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今日はマフラー・ジャッキなどのリアパネル、スコップ・バールなどのOVM、予備キャタピララックなどを接着した。
パンサーの場合、OVMはすべてラックに組み付ける形になっているので、出来上がりの精密感は高い。

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砲塔後部の脱出ハッチは可動式でリアルな再現だ。

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最後に正面からのカット。
組み立て途中だが、やっぱりパンサーはカッコいい)^o^(

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G1トラックを作って思ったこと。

いわゆるスケールモデルというものには必ず実物が存在する。
その実物の中から模型メーカーが「これ」というものを選んでキット化するのだが、これまで「なぜそのモデルをキット化しようと思ったか」という情報はあまり聞いたことがない。

今回のG1は、トヨタ社内の技術会の50周年事業とか、ものづくりへの思いとか:キットそのものの出来とは直接関係のない話ばかりだ。
しかし、そうした実車を巡る背景を知るからこそ、作り手であるモデラーはさらに想像力を膨らますことにより、自分なりの世界を頭の中に描いてそれを具現化しようと思うのではないか。
現実には、思ったようには(特に塗装に至っては)うまくできなくてがっかりすることの方が多いが、そうした作っているあいだこそ一番楽しい瞬間なのである。

最初にバンダイ1/48のタイガーを作ったときのこと。

組立説明図の実車の説明に砲塔の旋回方式のくだりがあったが、タイガーⅠは手動式、キングタイガーは電動式という記述を読んで、友達に得意気に語った記憶がある。
キットを作るうえでは必要のない知識である。
しかし、手動と電動とではその部分のパーツの大きさ・形状が違うだろうし、その理由として前述の駆動方式の違いが説明されているだけで「なるほど」と納得するものである。

最近のキットを見ると、塗装図にいくつか種類があり、〇〇年の〇〇戦線とかいう説明はあるが、なぜその戦地にその車両が投入されたのか、なぜそのモデルをキット化しようと思ったのか、今一つ説明が足りていない。
キット化するにあたり、実物を取材しているのは当然である。
膨大な量の計測データ・写真を、模型メーカーは所有しているはずである。
ならば、せっかく撮り溜めた写真を組立説明図に加えるとか、今の世の中ならメーカーのホームぺージに公開するとかしてもいいのではないか。
そうした資料を目にすることにより、作り手の創作意欲をさらにかき立てることになると思われる。

メーカーの今後に期待したい。

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ストライカーM1126兵員輸送車 【AFVクラブ1/35】~その1

管理人が所属している軍用車輛模型愛好会「ホイールナッツ」の今年の課題作である。

尾崎会長が「来年は、自らを犠牲にして仲間を救った兵士の名を冠した“ストライカー”を作ろう」と声をかけていたものだが、その尾崎さんは、残念なことに数か月後に急逝してしまった。

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昨夏時点で発売されていたのはドラゴン版だけで、今回のAFVクラブ版はまだ販売されていなかったが、果たして尾崎さんはストライカーを作っていたいたのだろうか。

ホビーショーでは尾崎さんの遺作が展示されることになっているので、ひょっとすると、そこで同氏の渾身の力作が見られるかもれない。

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さて、このAFVクラブ版ストライカーは、昨年秋から作り始めていたもの。

しばらくほったらかしだったが、そろそろホビーショーへの出展準備ということで、再開したものだ。
今のところ半分くらいの組み具合というところか。

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トヨダG1型トラック 【ファインモールド1/35】~その4

風邪のせいで半月近く、模型が作れなかったが、今日、やっとトヨダG1トラックの組み立てが完了した。

塗装はまだだが、これで一応完成。
と思い込むのがミソ(^_^;)

いずれ、5月の静岡ホビーショー出展用に、軍用としてカーキで塗装するつもり。

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細部の写真はこちら。

シャシーがブラックのため写真の発色が良くなくて見づらい部分があるが、ホイールのブラックに対してスタッドボルト、ホイールナットなどのシルバーが現物と同じパーツ成形色となっており、無塗装のままでもそこそこ雰囲気が楽しめる。

昨年秋のモデルグラフィックス付録「至高のゼロ」からのファインモールドスタイルである。

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ホイールナッツ界隈で当キットを手にした人の話を聞くと、もったいないということで実際に組んだという人はまだまだ少ないが、総じて「合いが良さそうだ。何より付録の資料集が詳しく書かれていてとても良い」という評判だ。

早い人なら2~3時間で組み上げることができる良質のキットなので、ぜひ組み立てをお薦めする(^_^)

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トヨダG1型トラック 【ファインモールド1/35】~その3

いよいよ組立て開始である。
初日は1時間ほどでここまで。さくさく組めた。

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ここからは2日目。
9割方は組み終わった状態。
あとはライトとかバックミラーとか細かい部品のみなので、もう一日ほどで組み上がりそう。

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エンジン部分。
ラジエターの表・裏にはエッチングのメッシュが張ってあるのだが、緑色のカバーの裏側に完全に隠れてしまっている(^_^;)

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シャシーを裏返した図。

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ドアの裏・表。色違いになっていて、窓ガラスのクリアパーツを挟み込む。

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フロントはこのような形になっている。今日はここまで。

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トヨダG1型トラック 【ファインモールド1/35】~その2

トヨダG1型トラックのキット、いよいよ箱を開けてみる。

箱の中身は、フィギュア以外、白箱と緑箱の違いはなく共通である。
まず目に飛び込んでくるのは、古ぼけた色合いでちょっと厚みのある紙を折り畳んだもの。

当時のカタログを再現したもので、戦前の言葉遣いによる技術の説明など、歴史的資料としても価値のあるものだ。

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そして、実車解説書。
実車写真に始まり、当時の時代背景~開発~生産の裏話、先年行われた実車復元の裏話、そして今回のプラモ化に関してのトヨタ社内とファインモールド社内それぞれの裏話が、12ページにも渡って掲載されている。堂々たる設定資料だ。

仲間内では、ファインモールドのことだから、何らかの設定資料は付けるだろうとは予想していたが、これほどの内容とは誰も想像していなかったはずだ。

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さて、個々のパーツを見ていこう。
ファインモールドの最近の流行である、色分けされたランナー。
塗装しなくてもそれなりに配色された完成品として見ることができる。

市販車として色を再現しようとすると、マスキングなど結構手間がかかりそうだ。
我が軍用車両模型愛好会「ホイールナッツ」としては、軍用(説明資料によれば、正式な軍用としての記録はないものの、軍用に徴用されたであろうことは想像できるとのこと)としての設定で、カーキの単色塗装であれば完成が早められそうだ。

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ボンネットの形は、フロントグリルが傾斜していて堂々たる印象を受ける。
このような形の「国産」トラックが、当時走り回っていたのかと想像すると、感慨深いものがある。
エンジンも再現されているので、配線追加まではできないまでも、ボンネットを開けた状態にするか迷うところである。
組立説明書を見ると、ドアは開閉状態選択式となっているが、ボンネットは別部品にはなってはいるものの開状態の説明がない。
実車解説書はどうかと見ていったら、あった、エンジンが露出している写真がった。
しかし、肝心のエンジンフードは写真からはみ出ている。
辛うじて、運転席側からガバッと上に持ち上がっているように見えるが。

唯一、難点と言えば、「上級者向け」のただし書きがある「泥よけフレーム」の自作か。
幅2~3ミリ幅で、数か所の角度をつけてプラ板を切り出せと書いてあくが、こんなの誰ができるのか、と思わず突っ込みたくなる(^_^;

この辺について、事情通に聞いてみたところ、どうやらファインモールドでもこの部分は想定外だという。
あくまでも、実車にはこのようなものもついていたという参考資料で、本当に作ることは想定していないとのこと。
エッチングでもこの薄さでこの構造は実現できるものではないらしい。
上級者の皆さん、ファインモールドのお墨付きが出ましたので、この部分は安心して無視してください(^_-)

以上、プラモデルはこうして作る前が一番楽しいものだが、それにも増して、これほどワクワクさせてくれるキットは滅多にない。
一粒で二度も三度も楽しめる良質のキットになりそうだ(^o^)

トヨダG1型トラック 【ファインモールド1/35】~その1

り合いからトヨダG1型トラックを譲ってもらった。
ファインモールド製ということで、クォリティの高さは予想していたが、現物は予想を大きく上回るものだった。
キットそのものの出来はいうまでもなく、パッケージ、説明資料なども含めて、トータルとしての商品完成度は、これまでの同社の製品の中でも出色の出来といえよう。

まずパッケージだが、白箱と緑箱の2種類の設定がある。
上面の掲載写真が異なるのだ。

こちらが白箱。

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そして、こちらが緑箱。

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側面はこんな感じ。

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また、それぞれに付属するフィギュアも異なる。
創業当時の豊田喜一郎翁と現在の渡辺捷昭社長。

側面にはフィギュアの塗装済み完成写真と実車開発の説明書き、さらに、ものづくりに対するありがた~いお言葉(直筆色紙の写真)が書かれている。なお、喜一郎翁バージョンの方の色紙は、章一郎会長直筆となっている。どうみても箱替えで二個買いしたくなる。

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さらに、これはキット入手前に仲間内で冗談で言っていたことだが、箱ごとにシリアルナンバーが貼ってあるのだ(事情通によれば、ファインモールド社員総出で一枚一枚シールを貼っていったとのこと。いやいやお疲れさんでしたm(_ _)m)。
うーむ、ここまでやるとは(^_^)

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