Nr 697 【人類の利益】 ウィリアム・フォルツ
前巻からの続き。
公会議種族グライコ人を巡・トの、アトラン率いるUSO一派と、ラール人ホトレノル=タアク~超重族レティクロン一派の騙しあいだ。
人類の利益のためには、グライコ人の死をも利用とするアトランに反発するUSOスペシャリストの思いも虚しく、グライコ人はすでに死んでいた・・・。
公会議サイクルも終盤に至り、このグライコ人の死を巡・ト、公会議7種族の結束に亀裂が生じつつあらキとを示唆するエピソードとな・トいる。
しかし、は・ォりとした結論は出ず、次の「アフィリー」サイクルへと突入し、いろいろな話が平行して進む複雑なストーリー構成となるようである。
Nr 698 【《メブレコ》の反乱】 H.G.フランシス
アフィリーサイクル突入直前のサイドストーリー的エピソードである。
艦隊テンダー(補給・工作艦)のメブレコは、故郷銀河の探索という本来任務を捨て、自分たちだけ独立して平和に暮s_る星を見つけ移住しようとする。
やがて故郷銀河を発見したメブレコは、異質生命体ガイドと偶然遭遇する。
そして、ガイドの大いなる勘違いの案内により辿り着いたパラダイスで、乗員達は次々と死へのパラダイスへと向か・トいく。
自分の行動の誤りを悟・ス艦長ゲルメルは、最後にローダンに故郷銀河のデータを送信し、ガイドとともに自爆する。
サイドストーリー的ではあnラ、故郷銀河を発見して、そのデータをローダンに送・スりというのは、結構重要なポイントだ。それにしては、一艦隊テンダーがたまたま見つけたという設定にしては、あまりにも蠀ユなストーリーという気がする。
それと、数百万年の寿命を持ち、精神体とも有機体とも思える「ガイド」の設定も理解しがたい。これだけの能力を持・ス生命体ならば、のちのち重要な登場場面があ・トcハかるべきなのに、この後のストーリー展開には名前が出てこなさそうだし
次巻は、いよいよ「アフィリー」サイクル突入の巻だ。楽しみ、楽しみ