タイタンの鋼要塞 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 355】

Nr 709 【タイタンの鋼要塞】 ウィリアム・フォルツ

前巻からのテケナー救出劇の続き。
ムサイの強さがあまh・ウれないままに何となくテケナー救出には成功したようだが・・・。

一方、本編のメインエピソードは、銀河系第一ヘトラン(公会議種族ラール人の傀儡政権)の贀р驛激eィクロンとマイルパンサーの決鬪だ。
前巻の君ネーマ時代を彷彿とさせる決鬪に対し、本巻では中世の長槍による騎馬試合の様相だ。

この決鬪を画策したラール人ホトレノル=タアクの動きが随所で語られnラ、そa竄Iティクロンが「狂・ト」しま・スところの説明が今一つ判りにくい。なぜ、レティクロンを引きずり降ろすことにな・スのかがよくわからない。

※ ちょ・ニ気にな・スのが、「プロブコナーのマイルパンサー」という表記。最初は何のことか判らなくて、何かの役職かと思・ト読んでい・スら、どうやら「プロブコン人」ということらしい。


そういえば、しばrY前に(松谷健二氏の時巣]・スかと思う)、異星人・知的生命体の表記については、ヒューマノイド(人間)型の場合が〇〇人、非ヒューマノイド型の場合が原文そのままとする、と原則を定めたようなことを思い出したが、どうも〇〇人とか〇〇族とな・トいないと、人種・種族を意味しているとわからない。


テラナーは別としても、ハルター、マークス、ポルライターなどとい・トもぴんと来ない気がするのだが・・・

Nr 710 【捕らわれの宇宙船】 ハンス・クナイフェル

久しぶりにローダンが乗艦する鉄アレイ型宇宙船ソルが舞台。
地球を離れて38年目にして「偶然にも」故郷銀河を発見。
さらに、補給物資を調達しようとして立ち寄・スとある惑星が、またまた「偶然にも」公会議の未知種族ケロスカーの版図の惑星で、未知の力により、その惑星に足留めを食・トしまうというストーリーだ。

ケロスカー(ケロスク人とでも言・ス方が異星人ぽく聞こえると思うが)登場ということで、結構重要なエピソードのはずなのだが、「偶然に偶然に重な・ト」というのは、あまりにお粗末なストーリー展開。もう少し必然性のある設猪b欲しか・スところだ。
おまけに、非常に久しぶりに超知性体「それ」が登場するのだが、ローダンとの積もり積も・ス話もあ・スだろうに、まともに会話を交わすこともなく、メッセージを残して去・トしまう。
せ・ゥくのエポックメイキングなエピソードなのだから、もう少し丁寧に描けなか・スものか

その一方で、生体ポジトロンの艦載脳「セネカ」の設定については、含みを持たせて今後の展開に期待を持たせている

アリーナの戦士 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 354】

Nr 707 【アリーナの戦士】 H・G・エーヴェルス

題名からも想像がつくように、君ネーマの闘技場を思わせる舞台での闘いの話だ。
主人公はUSO凧撃フロナルド・テケナー。
猛獣、冷酷な戦士との闘いなど、話としてはまとま・トいnラ、今一つテケナーの印象が薄い。

テケナーと言えば、かつてSFマガジン増刊号でアトラン・シリーズ第一巻に登場し、いずれローダン・シリーズの方にも重要な人物として登場してくるとされていた、シリーズの中でも大物に属する人物だが、どうd格設定のインパクトに欠ける。

もともと、ローダン・シリーズの人物設定はあ・ウりしていらキとが多いが、それにしてa}のテケナーはどういう性格なのかよくわからない。スマイラーというあだ名の割りには、その微笑みがポイントとなる展開も記憶に見当たらないし・・・。
まあ、彼の活躍の舞台は今後も何度となくあるようなので(ちょ・ニ調べてみたら、本国版2,000巻=日本語翻訳版1,000巻あたりでも活躍しているようである)、そのうち性格も定ま・トくるだろう

さて、本エピソードがまとま・トいると言・スのは、テケナーが決鬪に挑む一方で、彼を救出するためのチームがアトランの命によr・闕桙ワれ、さまざまな勢力の駆け引きが火星を舞台にして展開されるからだ。
そして、このテケナー救出チームの設猪b帰Bトいる。

まず、細胞プラズマの脳・半有機質の肉体を持つ「マルティ・サイボーグ(略してムサイ)」。そして、このムサイの体内にPEW金属を埋め込み、そこに肉体を失・ス旧ミュータントの意識が宿すことな・トいるのだ。
これはすなわち、テレポート、テレパスなどの超能力を持ち、強靱なサイボーグの肉体を持つ、スーパー工作員ということだ。
ムサイは、独自の精神を持・トおり、自分が人造人間だとの自覚cォ・トいる。人間との違いに悩む側面も描かれ、なかなか深みのある今後の展開が予想されそうだ

Nr 708 【土星の幕間劇】 クラーク・ダールトン

火星での決鬪後、捕ま・ステケナーは土星に移送される。
それを追・トや・トきた超重族の姿をした3人のムサイ。
またまた、いろいろ勢力が入り交じ・トのテケナー争奪戦の様相だが、ムサイについては、前エピソードで期待させたほどの活躍は見られない。
ダールトンとしては、それなりのオチにはな・トはいるものの、ムサイについては手に余・トしま・スということか。

※ 今号から、依光隆画伯のカバー・イラストが、旧作の使い回しになるとの注意書きがあ・ス。数年前にも体調を崩してこのような状態にな・スことがあ・ス。
ローダン・シリーズのカバー・イラストは、発刊当初から一割┠て依光画伯で来ており、今や同画伯抜きにはローダン・シリーズは語れない。
早期の回復を望みたい