監督はジョン・フォード、主演はジョン・ウェイン、と思いきや、この映画の主人公はジェームズ・スチュアート、しかも銃の扱えない弁護士役である。
ではジョン・ウェインは、と言えば、何とジョン・ウェイン扮するガンマンはすでに死んでいるという設定で物語が始まるのだ。
これだけで、意表をついたストーリーの異色の西部劇が予想された
ジョン・ウェインは、あくまでも格好よく、ジェームズ・スチュアートを陰で支える役目に徹する。
その温情に報いるべく、病気で死んだジョン・ウェインの葬式に、東部からはるばるジェームズ・スチュアートがや・トきて、当時を回想する。
目についたのが、レストランのメニューに出てくるステーキの大きさ。
300~400グラムはありそうだ。
アメリカ人の胃袋というものは・・・、などと感心してしま・ス
それと、ジェームズ・スチュアートが議員に立候補するシーンが、演説も含めて異常に長い。
これは、作り手(ジョン・フォード又はジョン・ウェイン?)の政治的な意図が何かあ・スのか、ほかの西部劇には見られない展開だ。
派手な拳銃の撃ち合いシーンは少ないものの、一風変わ・ス西部劇として一度は見ておきたい映画である